コンテンツ別作成のツボ

サービス案内の書き方

取り扱っているサービスについて説明する「サービス案内」は、ビジネスの役に立つホームページを運営される上では、最も重要なページとなります。

どのようなサービスを提供できるのか情報がないと、アクセス者は商品の購入や問合せを検討することすらできません。

弊社では、ホームページ制作時のコンサルティングで「まずは、トップページ・サービス案内・会社案内・お問合せページを作成しましょう」とご案内することが多くあります。

「お客さまの声」や「よくあるご質問」といったページももちろん重要ですが、ホームページとして体裁を整えるためには、まずは今あげたようなページが必要です。最初にこれらのページを作成し、徐々にその他のコンテンツも充実させていくことをおすすめいたします。

他のページに比べると、「サービス案内」ページは、一見「簡単に作成できそう」と感じるかもしれません。ただ、実際書き始めてみるとなかなか進まなかったり、とりあえず作成したけれど内容が不十分で全く役に立たないページになってしまったりと、思わぬ落とし穴に落ちてしまう方が多くいらっしゃいます。

こちらのページでは、サービス案内のページをスムーズに作成いただけるよう、大事にしていただきたいポイントや注意点をご紹介いたします。どうぞ参考になさってください。

サービス案内ページの目的

サービス案内ページの目的は、ホームページを見る方に御社サービス・商品の魅力を伝え、

  • 他のサービス・商品より素晴らしい
  • このサービスをぜひ利用したい
  • この商品をぜひ購入したい
  • 詳しく話を聞いてみたい

と思っていただくこと。このように感じていただくために、サービス案内ページは存在します。

この条件を満たすために、書かなくてはならないこと=必要な情報について、ご案内します。

どのようなことを書けばいいのか

パンフレットをそのまま掲載すれば良い?

サービス案内の内容を考える際、一番最初に思い浮かぶのは、パンフレットにあるような「商品・サービスの概要」を掲載することかもしれません。

具体的に言えば、

  • 商品の写真
  • 「商品名」「大きさ」「仕様」「料金」などの情報

を、羅列したようなページです。

税理士事務所の「商品・サービスの概要」であれば、

  • 決算書作成
    データ入力から帳簿・決算書の作成までおまかせいただけます。
    ◯◯◯◯円

整体など治療院の「商品・サービスの概要」の場合、

  • ◯◯コース
    ◯◯分の施術
    ◯◯◯◯円

といった、サービス名・簡単な内容の紹介・値段といった情報が該当します。

こういった情報を掲載するだけで十分なのでは・・・と考えられる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、これでは「他のサービス・商品より素晴らしい」「詳しく話を聞いてみたい」と思っていただくには不十分。

サービス案内の目的を達成するためには、御社のサービス・商品を利用することで、ホームページを見る方にとって「どのようなメリットがあるのか」を伝える必要があります。

なぜメリットを伝えなくてはならないのか

お客さまを目の前にして、サービス・商品について説明する時のことを思い出してください。いきなりサービスの詳細を説明するところから始める方は多くないでしょう。

おそらく、まずは話を聞いてもらうために、

  1. このようなことでお悩みではないでしょうか
  2. 弊社の商品(サービス)をご利用いただくと、このお悩みを解決することができます
  3. しかも、このような特徴もございます

といったように、「うちの商品・サービスはあなたのお役に立ちます」という話をしていらっしゃるのではないでしょうか。

ホームページも同様です。ホームページを見る方は、御社のサービス・商品を探してホームページにたどり着いた、というよりも

  • 他の商品・サービスとも比べて、自分に合っているサービスを探している
  • 自分の悩みやニーズを解決する手段を探している

中で、たまたまあなたのホームページにやってきたというパターンがほとんど。目の前に来てくれるお客さまよりも、御社のサービス・商品への関心が低い可能性もあります。心をつかむことができなければ、すぐにライバルのホームページへ移動されてしまうでしょう。

この「たまたまやってきた方たち」に、まずはホームページの内容を読んでもらう状況を作る必要があります。

しっかり読んでもらう状況を作るために、ホームページを見るお客さまの目線に立って、「あなたにとってこのようなメリットがありますよ」と伝えることが、大変重要なのです。

具体的なページ作成方法

では、具体的にどのような順番でサービス案内のページを作成すればよいのでしょうか。

1.大まかな骨組みを作る

基本となるのは、お客さまを目の前にしたときに話している順番とその内容です。

おそらく、お客さまの悩みやニーズを聞き出し、それに合わせて情報を出し入れしながら自社サービス・商品の利点を伝え、興味を引くことができたら、そこで初めて料金や利用の流れなども含めて詳しく説明されていらっしゃることと思います。

まずは、どのような内容を説明しているのか書き出してみましょう。箇条書きでも構いません。ここで書き出した内容は、サービス案内で書く内容の大まかな骨組みとなります。

2.ホームページに掲載する原稿として肉付けする

ホームページに掲載する原稿に仕上げていくためには、先ほど書き出した内容以外に、情報を付け加えていく必要があります。具体的には、下記のような情報が必要です。

  • 想定しているお客さまが持っているであろう悩みやニーズの情報
    (このサービスがどのようなお悩みをお持ちの方に合ったサービスなのか、明記する)
  • 話している内容を補足するために使っている資料
    (グラフを用いて説明しているのであれば、グラフの画像を掲載する必要がある)

このような肉付けを施して、お客さまを目の前にしてお話しする時と同じか、それ以上の情報が伝わる原稿を作成していきましょう。

サービス案内のページに、料金は必要?

「ホームページに、サービスの料金を載せなくてはいけませんか?」

よく聞かれるご質問です。このようなご質問をいただいた場合、弊社のコンサルタントは、基本的に掲載することをおすすめしています。

ホームページに料金を掲載しないことは、ホームページを見る方に不信感を与えることにつながります。

料金が掲載されていないことにより、

「いくらかかるかわからないから、問合せるのは不安…」
「予算より高い料金帯だったらどうしよう…」

と感じる方が少なくありません。

料金を掲載することにより、お客さまの不安を取り除くことができます。結果、お問合せにつながる可能性が高くなるのです。

ただし、下記のような場合は注意が必要です。

1.料金を具体的に示すことができない場合

リフォームなど、お客さまの状況に合わせて都度見積もってからサービスを提供しているようなご商売の場合、料金を示すのは難しいと考える方も多いと思います。しかしながら、そういったご商売でも、おおまかな料金を示すことは可能なはずです。

例えば、

  • ◯畳のフローリング張替え:◯◯◯◯円前後
  • ◯坪木造2階建ての外壁塗装平均価格:◯◯◯◯円

といったように、お客さまが「自分の場合はどれくらいかかるのか」予想できるような情報を掲載しましょう。このような情報を掲載することで、お客さまの不安がなくなり、お問合せしていただきやすくなります。

2.料金を掲載することにより、価格競争が起きるリスクがある場合

エリア最安値を謳っているなど、価格を掲載すると同業他社を刺激してしまい価格競争につながってしまう恐れがあるご商売の場合は、思いきって料金は掲載しないという判断も良いでしょう。

ただ、やはりこの場合も、お客さまに対して「実際どれくらいかかりそうか」想像できるだけの情報を掲載する必要があります。

全サービスの料金を一覧できる料金案内のページを別途用意していたとしても、サービス案内ページにそのサービスの料金の情報は掲載しましょう。サービス案内だけで、そのサービスを利用するために必要な情報は網羅できるように作成した方が親切です。

サービス案内ページを作成する際の注意点

「サービス利用の流れ」「お客さまの声」などを掲載するかどうか

「料金案内」以外にも、「サービス利用の流れ」「お客さまの声」「よくあるご質問」など、サービス案内ページの中に様々な情報を掲載するケースがあります。もしこれらの情報を、お客さまを目の前にサービスについて説明する際に提示しているのであれば、ホームページのサービス案内ページにも必要です。

ただし、「サービス利用の流れ」や「お客さまの声」「よくあるご質問」などは、別途独立したページとして作成するケースも多いはず。そのため、サービス案内ページにこれらの情報を盛り込む場合は、注意しなくてはならない点があります。

独立したページと全く同じ内容とならないよう気を付ける

サービス案内ページの中に「サービス利用の流れ」「お客さまの声」「よくあるご質問」などを盛り込む場合は、独立したページと全く同じ内容にならないよう注意する必要があります。

サービスの数に合わせていくつも作成することになるサービス案内ページ一つ一つに、独立したページと全く同じ内容の「サービス利用の流れ」「お客さまの声」「よくあるご質問」などを掲載してしまうと、場合によっては検索エンジンから『重複コンテンツ』とみなされる可能性があります。

関連:やってはいけないSEO

例えば、「お客さまの声」ページで10件紹介している内、サービス案内ページでは2件だけ紹介する、といったやり方であれば問題ありません。「お客さまの声」ページでは、サービス問わずいただいた声を掲載し、サービス案内ページではそのサービスについていただいた声だけを掲載する、ということです。「よくあるご質問」も同様に、そのサービスに関連する質問だけを掲載すれば、問題はありません。

ただ、「サービス利用の流れ」は、独立したページとサービス案内ページとで、内容が全く同じになってしまう方も少なくないでしょう。

その場合は思いきって、サービス案内ページには「サービス利用の流れ」は掲載せず、サービス案内ページから「サービス利用の流れ」ページへ誘導するようにしましょう。もちろん、流れを確認した方がサービス案内ページに戻ってくることができるよう、「サービス利用の流れ」ページからサービス案内ページへの誘導を配置することも重要です。

参考:あきばれホームページでは・・・

弊社のホームページの中にも、ここで紹介したノウハウを使ったページが存在します。

それは、「開業パックのサービス案内ページ」です。

こちらのページは、弊社で扱うあるサービスについて説明したページです。

ただサービスの内容について解説するだけではなく、料金や、このサービスと関連性の高い「お客さまの声」「よくあるご質問」も盛り込みながら、想定しているお客さま(このサービスの場合は独立開業する方、または開業1年以内の方)が持っているであろう悩みやニーズを解決し、「サービスを利用したい」と思っていただくことを目的として、情報を掲載しています。

ここまで長文では、アクセス者に最後まで読んでもらえないのでは、と思われるかもしれません。しかしながら、読み応えのある内容であれば、最後まで読んでいただけます。

「サービス案内」ページを考える上でのヒントにしていただければ幸いです。

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