コンテンツ別作成のツボ

特徴の書き方

弊社でご納品差し上げる時に、

「当社の特徴」
「当事務所の特徴」
「当サービスの特徴」

といったコンテンツを作ることをお勧めすることが良くあります。

これらのコンテンツは、「特徴」という表現を使いながら、

「同業他社との違い」
「他社サービス・商品との比較ポイント」

をアクセス者にお伝えする、といった役割を持っています。

ここでは、他社サービス・商品との違いをアクセス者に説明するために重要な「特徴」の考え方、書き方について解説いたします。

「特徴」でなければいけませんか?

もちろん「特徴」以外の表現でも構いません。「競合他社との違いをわかりやすく説明するページ」という基本な役割が達成できれば問題ありません。

ですから、例えば「理由」「ポイント」「メリット」「強み」「コンセプト」「お客さまとのお約束」といった他の表現でも構いません。

アクセス者は比較する

ホームページで何かサービス・商品を探す時、アクセス者の多くは、複数のホームページを比較検討します。

もちろん、ホームページを検討するだけでなく、他の手段やこれまで利用した商品・サービスなど、あらゆるものと比較するでしょう。

  • 他のホームページのサービス・商品と比べ、どちらが自分に合っているか?
  • 自分自身で実施するよりも、ここに頼んだ方が良いだろうか?
  • これまで利用していたサービス・商品と比べて、優れているだろうか?

最初から1つのホームページだけを見て、そこに決めるといったケースはそう多くありません。アクセス者の多くは、競合となるホームページだけでなく、いろいろな対象と比較し、「自分にとって何を選ぶべきか」を検討します。

その際、アクセス者は、それぞれのサービス・商品に大した違いが無いと感じた場合、比較したくても比較できなくなります。

その結果、

「有名なサービス・商品」
「価格が安いサービス・商品」
「検索順位が上位のホームページ」

をなんとなく選んでしまいがちです。

逆に、明確な違いがあった場合、そこで初めて、自分にとって、どのサービス・商品を選択するべきかを比較検討し始めます。

例えば

TVCMをやっている有名なところよりも、こっちのホームページの方がより細かな部分までサポートしてくれるようだ。有名なところにするか、それとも名前は初めて聞くけど、サポートが細かな会社にするか・・・

あっちのホームページは価格が安いけれども、なるほど、サービス内容がこのように違うのか・・・高くても充実した内容のサービスにしようか、それとも足りない部分は多いけれど安い方で済ませるか・・・

今までお願いしていた業者さんと価格は同じだけど、製品を作るだけでなく、コンサルティングもやっているのか。今までの義理もあるけれど、相談しながら製品を作ることができるのは魅力的だ・・・

このように、アクセス者は、サービス・商品を比較し、悩むのです。

しかし、これもサービスや商品の違いが理解できて初めて、やっと悩めること。違いがわからなければ、そもそも比較してもらえません。

そこで、このように比較してもらうために、アクセス者がサービス・商品を検討するための材料をわかりやすく提示する必要があります。つまり、「他社との違い」「他のサービス・商品との違い」をわかりやすく説明する必要があるのです。

このようなアクセス者がサービスや商品を比較検討する際に考える「他社との違い」「他のサービス・商品との違い」をわかりやすく説明するために、「特徴」というコンテンツを使うことがお勧めです。

「特徴」という形で、さりげなく違いアピールする方法です。

では、その「特徴」にはどのような内容を書けば良いのでしょうか。

検索からお問合せまで・・・アクセス者は比較検討する

一般的に、何かサービスや商品を探して検索する場合、アクセス者の多くは、検索結果の1ページ目から2ページ目の範囲にあるホームページの中で、サービスや商品を検討するといわれています。

ホームページの数にして10~20サイト。もちろん、その全てを詳細に見るわけではありません。まずは、3~4サイトぐらいに絞り込んだ上で、どこに「お問合せ」しようかと比較検討するとされます。そして、実際に「お問合せ」するのは1~2サイトです。

ですから、検索の対策をしっかり行い、せっかく上位表示ができても、最後の1~2サイトに残ることができなければ、「お問合せ」には至らないのです。

「お問合せ」の1~2サイトとして選ばれるためにも、アクセス者が「比較検討」するための材料をわかりやすく提供することが大切なのです。

「特徴」に何を書けばよいのか?

ここからは具体的に「特徴」というコンテンツの考え方、書き方について説明いたします。

まずは「特徴」にどのような内容を書くべきなのか、ということからです。

前述の通り、ホームページのアクセス者に、「他社との違い」「他のサービス・商品との違い」をわかりやすく説明することが、「特徴」の役割です。

ですから、「特徴」には

「他社との違い」「他のサービス・商品との違い」

つまり

御社のサービス・商品のアピールポイント、競合からの優位性を説明する内容を書くことをお勧めいたします。

例えば、

  • 同業他社よりも豊富な経験を持っている
  • 同業他社よりも充実したサポート内容である
  • 同業他社よりも低価格で提供できる
  • 同業他社よりも高品質のサービス・商品を提供できる

などのような、明らかに同業他者よりも優れているアピールポイントをシンプルに説明すると良いでしょう。

なかなか、アピールポイントが思い付かない場合は、検索で直接比較される同業者の中から1・2社を仮想ライバルと想定し、そのライバルと自社とを比較するとイメージしやすくなります。

例えば「A社のサービスと比べた場合、○○○の点では絶対に弊社が優れている」といったように具体的に考えると良いでしょう。もちろん、合わせて仮想ライバルがどのような「他社との違い」「他のサービス・商品との違い」をアピールしているのか、という部分もぜひ参考にしてください。

明確なアピールポイントが見つからない

「新規開業で明確なアピールポイントが見つからない」
「他の会社とサービス内容に大きな違いはない」
「これまで他社のことは気にしてこなかった」

上記のような理由で、なかなか明確なアピールポイントが思い浮かばない場合もあることと思います。そのような場合は、

「サービス・商品に対する想い」
「お客さまに対する想い」
「お客さまにどのような気持で接しているのか」

といった内容を書くことをお勧めいたします。

例えば、

「専門用語は使わずに、初心者の方にもわかりやすく説明することを心がけています」
「サービスを提供するに際しては、最初から最後まで代表自身が対応いたします」
「地元○○○を中心に地域密着型。スピーディーな対応を心がけます」

などのような感じでまとめることをお勧めいたします。

アクセス者から選ばれやすい特徴の書き方

これまで見たように、特徴は、アクセス者が御社のサービス・商品と他社のサービス・商品を比較する際に、わかりやすく違いを説明するための情報です。

では、違いをよりわかりやすく伝えるためには、どのような書き方をすればよいでしょうか。

以下に、お勧めのパターンをまとめさせていただきますので、どうぞ参考にしてください。

数字を使って具体的に表現する

コピーライティングなどに、よく用いられる手法ですが、抽象的な内容よりも具体的な内容の方が、アクセス者により大きなインパクトを与えることができます。

例えば、経験年数をアピールする場合は、

これまで長年に渡り経験した豊富なノウハウを

これまで創業以来20年以上に渡り経験したノウハウを

のどちらの方が経験豊富に感じるでしょうか。「豊富なノウハウ」というよりも「20年以上」と表現した方が、印象的に感じることと思います。

あるいは、対応したお客さまの数をアピールする場合はどうでしょう。

これまで数多くのお客さまをサポートしてきました

これまで年間100名以上のお客さまをサポートしてきました

こちらも「数多く」よりも「年間100名以上」と具体的に数字が入っている方が、より説得力を感じると思います。

なお、競合サービス・商品が同じホームページで数字を具体的に表示していた場合、数字が勝っている時は、積極的にアピールするとよいでしょう。

具体的に違いを比較する文章を入れる

これはより比較を意識した特徴の書き方になります。一番書きやすい方法は、競合サービス・商品の中から仮想ライバルを想定し、そこと比較した形で特徴を書くことです。

例えば、仮想ライバルよりも価格が安くできる場合は、

一般的に、このサービスでは○○○があるため価格が高くなりがちです。しかし、当社では、○○○をすることにより、余分なコストを削減。驚きの低価格を実現いたしました。

比較対象については、仮想ライバルを名指しで表現しますとトラブルになりかねません。ですから、この例文のように「一般的に」といった表現を使うと良いでしょう。

また、同業者よりも手抜きのない仕事をアピールする場合は、以下のような表現がお勧めです。

同業者として残念でなりませんが、お客さまに見えない○○○について手抜きする業者がいることは事実です。その点、弊社では、特に○○○については手抜きをしない作業を心がけておりますので、安心してお任せください。

こちらも比較対象を名指しにするのではなく、「・・・のような業者がいることも事実です」といった表現をすることで、やんわりと競合サービスとの比較を行うことができます。

なお、この際「同業者として残念でなりませんが・・・」といった表現と組合せることもお勧めです。

悩みを並べた上で解決できることをアピールする

あまり、他社との比較表現を使いたくない場合にお勧めがこの手法です。

ターゲットになるお客さまのお悩みをストレートに並べておき、自社であればその悩みが解決できることを、根拠を付けてアピールします。

例えば、債務整理サービスをアピールする場合を例にとりますと、

  • 今すぐ、取り立てを止めさせたい
  • 借金の取り立てで夜も眠れない
  • 会社にバレないか、心配で心配でどうしようもない

このようなことでお悩みならば、ぜひ、弊社までご相談ください。
弊社では、経験豊富な担当者がフルサポート。まずは、取り立てをストップさせ・・・

 

このような展開でスタートし、根拠となる部分に特徴を記載します。

この際、特徴の内容としては、「なぜ、その悩みを解決できるのか」が理解できるようなものにすると良いでしょう。

参考:「特徴」お勧めパターン集

経験をアピールする

経験年数や対応件数など、豊富な経験をアピールするパターンです。特に、同業他社よりも豊富な経験をお持ちの場合は、具体的な数字を記載することをお勧めいたします。

  • この道一筋20年。○○○についての豊富な経験を活かして皆さまをお手伝いいたします
  • 創業以来30年以上にわたり数多くのお客さまをお手伝いした経験を活かして
  • これまで1000件以上のご相談を承ってきたノウハウを
  • 年間100件以上の案件を担当。その間培った豊富な経験とノウハウを活かして

経験年数が短いが、対応件数が多い場合は、最後の例文のように「年間○○件」といった期間を区切る表現もお勧めです。

地域密着型をアピールする

特に地域商圏の場合は、地元をアピールすることがお勧めです。地域で探されるサービスについては、アクセス者側は、よりエリアが近いサービスを選ぶ傾向にあります。ですから、地域を明記した上で、「地元の業者」であることをアピールする形がお勧めです。

弊社は、地元・○○○(町名、市名などエリアの名称を記載)を中心に地域密着型です。地元の業者ならではのスピーディーな対応を心がけますので、安心してお任せください。

専門資格や受賞経験をアピールする

一般的にアクセス者は専門性の高いサービス・商品を選ぶ傾向にあります。

専門性をアピールする方法はいくつかございますが、専門資格を保有していることや、過去の受賞経験をアピールすることが、簡単な割に効果的です。

一般的に馴染みのない資格や賞であっても、簡単な説明を加えて記載すれば問題ありません。もちろん、誰もが知っている資格や賞であればなお効果的です。

  • 弊社では、○○○について精通した職人しか取得できない□□□という資格を保有するメンバーが多数在籍・・・
  • ○○○の技術を持つ者の中で、年間○名にしか受賞されない□□□賞を2度に渡って受賞した・・・

著作やTV出演などをアピールする

こちらも専門性をアピールする手法としてお勧めです。

専門分野について書籍を出版しているといった経験やTVでコメンテーターを務めたといった経験は、出版社やTV局といった第三者によって評価されたことを表します。

また、「本を出している」「TVに出ている」という事実だけでも、アクセス者は専門性を感じます。公共機関主催のセミナーなどの講師を務めている、といった内容もアピールしやすいのでお勧めです。

  • 専門書「□□□」を出すなど、○○○について豊富な知識を活かして・・・
  • TV番組「□□□」でコメンテーターを務めるなど、○○○の専門知識を活かして・・・
  • △△市主催の○○○セミナーで講師を担当。豊富な知識とノウハウを活かして・・・

市や区などの公共機関でセミナー講師を務めた経験については、一般の方からすると専門性を非常に感じやすいものですので、お勧めです。

代表者が最初から最後まで

開業直後などで特徴がなかなか思いつかない場合にお勧めです。

専門知識をもった担当者がサービス全てを担当するとアピールすることで、信頼感・安心感を得るパターンです。記載する時に、比較の手法を使うとより印象的になります。例えば、大手の業者と比較する手法がお勧めです。

一般的に、大手の企業では数多くの案件に対応するために分業制になっています。相談を受ける担当と実際に作業をする担当が異なるケースも多く、場合によっては専門知識を持たないものが作業を行うこともございます。

その点、弊社ではサービスの最初から最後まで代表で私自身が担当いたします。全ての作業を有資格者の代表自身が行いますので安心してお任せください。

気持ちをアピールする

全く何も思いつかない場合は、サービスを提供するに際して、大切にしていることやお客さまへの「想い」を率直に記載しましょう。

  • まずは、お客さまのお話を傾聴することから始めます。
  • 難しい専門用語はなるべく使わず、皆さまにわかりやすい言葉で説明するように心がけます。
  • 弊社ではお客さまとのコミュニケーションを最も大切にしております。ご納得いただけないまま作業を始めることはありませんので、安心してご相談ください。

このように「想い」をしっかり書くことで、安心感・信頼感をアピールすると良いでしょう。

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